マンションオーナー様必見!外壁塗装にかかる期間や工程は?
- 1.マンションの外壁塗装は大掛かり?
- 1-1.戸建ての場合
- 1-2.マンションの場合
- 1-3.期間が延びるのはどんなとき?
- 2.外壁塗装の工程は?
- 2-1.外壁塗装をする前に必要なこと
- 2-2.基本的な工程について
- ・足場の組み立て
- ・外壁の洗浄と養生
- ・下地の調整
- ・外壁や屋根の塗装
- ・確認と足場の撤去
- 3.まとめ
目次
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外壁塗装とは?
戸建てやマンションなどの外壁はその家の顔のような存在。
見た目が美しいのはもちろんですが、大切な建物を紫外線や雨風などから守ります。
しかしながら、日々、雨風や紫外線にさらされているため、
劣化が進むとやがてカビや雨漏りなどのトラブルを引き起こします。
外壁塗装によって、そんな外壁の見た目を美しく保つだけでなく
機能面でお客様の大切な財産である建物をしっかり守る大切な役割を果たし、
適切な下地処理、塗料の選定、塗布を行うことによって、建物を長持ちさせ、
資産価値を上げることも可能です。
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1.マンションの外壁塗装は大掛かり?
戸建てに比べると、規模も大きく改修の範囲も広くなるマンション。
基本的な期間や工程を、一戸建て・マンションともに見ていきましょう。
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1-1.戸建ての場合
戸建ての場合、天候や季節によっても左右されますが、
一般的な施工の期間は、“10日~14日”と言われています。
また、施工を担当する職人の数によっても機関の変動があり、
1~2人の場合は作業を同時並行で進めることができないため
期間は自然と伸びてしまいますが、
3~4人の職人が仕事をする場合には、屋根だけではなく外壁など
複数の箇所で同時に塗装することが可能です。
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1-2.マンションの場合
マンションの外液塗装する場合においても、
やはり、天候や季節、作業に従事する職人の数によって期間が変わってきます。
また、マンションの場合は、
戸建てとは異なり、広範囲かつかなり高所での作業となり、
足場の組み立てからかなりの時間を要するだけでなく
戸建てよりも作業工程を進めるにあたって、長い期間が必要になります。
足場だけでなく、大規模な工事となることからも、
作業員の待機場所であったり、トイレなどの仮設を行う場合もあり、
必要によって、期間もその分長くなります。
マンションの外壁塗装にかかる期間の目安は、
一般的には、マンションが50戸未満であれば1~2か月ですが、
50戸以上の場合には、2カ月以上の期間が必要と言われています。
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1-3.期間が延びるのはどんなとき?
・悪天候などによる遅延
外壁塗装の施工をしていく上で、期間が延びてしまう事もままあります。
まず、ひとつめは前述している通りにはなりますが、天候や季節によるものです。
例えば、雨が降ってしまった場合、
壁面が濡れていることで塗料の密着性が悪くなるだけでなく、
塗料に必要以上の水分が混入してしまうと塗料が本来持つ力が
発揮されなくなってしまいます。
また、例えば、梅雨の時期などの湿度が高い状態(85%以上)での作業は、
シミなどの初期不良へと繋がりかねないため、
雨の日と同様に塗装作業を行えません。
そして、強風の場合にも、
足場が崩壊し、安全な作業が続けられない可能性も高くなるため
作業の中断などが考えられます。
・築年数が古い、損傷が激しい場合の遅延
ふたつめに、施工する家の築年数が長く、
建物の痛みなどがひどい場合には、凸凹や傷や欠損などの下地の調整に
時間がかかることもあり、やはり上記の天候と同様に作業期間が延びてしまいます。
外壁塗装では、塗装前に必ず洗浄作業や下地の調整を行うのですが、
築年数が長い家・痛みがひどい家での作業は、
この塗装の前段階が特に重要となるため日数にも影響が及びます。
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2.外壁塗装の工程は?
期間については、戸建てが10~14日ほど。
50戸未満のマンションが1~2か月、50戸以上が2か月以上でした。
それでは、外壁塗装を行う上でどのようなことを前もってしておいた方がいいのか、
工程にはどのようなものがあるのか見ていきましょう!
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2-1.外壁塗装をする前に必要なこと
外壁塗装の期間中は、近隣の住民以外の出入りが多くなるだけでなく、
塗装の匂いや騒音などによって近隣の方々に迷惑をかけることになります。
そのため、外壁塗装作業に入る前の挨拶をすることで、
塗装作業の周知が行われそういったトラブルを未然に防ぐ策にもなります。
マンションの場合は、物件のオーナー様などが依頼主になるかと思いますので、
居住者への周知が欠かせません。
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2-2.基本的な工程について
基本的な工程については、以下の通りです。
最初にご説明した通り、
マンションの場合は、広範囲なため作業日数にも変化があります。
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・足場の設置
高所2m以上から必要となる足場の設置。
職人が質の高い塗装作業をする上でも、欠かすことのできない存在です。
・外壁の洗浄と養生
高圧洗浄機で、長年雨風や紫外線にさらされてできた外壁の汚れを落とし、
外壁の塗装工事がスムーズに出来るようにするだけでなく、
しっかりと養生を施すことで窓などの塗料がついてはいけない部分を覆います。
・下地処理
外壁のクラック(ヒビ割れ)や亀裂などが残っていると、
雨などの水が浸入する原因にもなり、塗装も上手く行えないため
下地調整材や左官工事を行うことで、しっかりと補修し、表面を整えます。
・外壁や屋根の塗装
補修と下地調整によって平らになった部分に下塗りを施し、
中塗りや上塗りを実施し、塗料が下に垂れるため家屋の上部から塗装を施します。
また、使用する塗料の色によって重ね塗りが必要な場合や、
原色になると材料費が高くなるなどの違いがあります。
コストを抑えたいという場合には、ブラウンなどの濃い目な中間色がおすすめです。
・仕上がり確認と足場の撤去
最後に仕上がりの確認を施主様に行い、ご納得いただいたら、
清掃と足場の解体及び撤去を行って作業は完了します。
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3.まとめ
戸建てやマンションにおける施工期間の違いや、
どのような工程が行われるか、またどのような場合に期間が延びてしまうのかを
ごしょうかいさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
外壁塗装は、建物の形状にもよりますが、
最低でも10日はかかります。(天候に恵まれない場合には、もっと伸びる場合も……)
この日数を念頭に、外壁塗装の予定等をお考えいただければと思います。
この記事を読んだみなさまが、
外壁塗装について少しでも知っていただければ幸いです。