施工前

施工後

施工内容

◆外壁
【1】高圧洗浄

【2】クラックのUカット

【3】プライマー塗布・シーリング

【4】古いアンテナの撤去

【5】修繕・撤去した部分に左官工事と柄付け(壁面全体の質感を統一)

【6】ウレタン塗膜防水

◆屋上
【1】高圧洗浄

【2】プライマー・シーリングでクラック(ひび割れ補修)

【3】ウレタン塗膜防水

今回は、大阪府東大阪市にあるオフィスビルの塔屋外壁および屋根の修繕と防水塗装を行った事例です。

塔屋からの雨漏りに悩んでいたことが今回の依頼のきっかけ

今回のご依頼主様は、オフィスビルを管理する会社の方でした。

「ビル屋上の「塔屋(※)」からの雨漏りがひどく、何とかしたい」とご相談いただきました。

 

※塔屋とは:ビル屋上に出入りするための階段がある部分のことです。

長年メンテナンスされていない塔屋はクラック(ひび割れ)が多かった

現地へお伺いすると、外壁のクラック(ひび割れ)がかなり多く、特にドア付近のクラック(ひび割れ)は、指が入るほど大きなものでした。

ご依頼主様に詳しくお話を伺ったところ「もう何年もメンテナンスしていない」とのこと。

今は使われていないアンテナもあったため、その撤去と塔屋全体の修繕・防水塗装を行うことにしました。

塔屋外壁修繕と防水塗装の作業内容

ここからは、塔屋外壁の修繕および防水塗装作業の工程を紹介していきます。

【1】高圧洗浄

まず初めに、壁面に付着した細かな汚れを取るために高圧洗浄をしていきます。

この工程をしっかり行っていないと、塗料の密着性が低くなってしまい、ひび割れが起こりやすくなります。

【2】クラック(ひび割れ)のUカット

続いて、クラック(ひび割れ)にUカットを施していきます。

「何故ひび割れを広げるのか」と疑問に思われる方もいるかもしれません。

クラック(ひび割れ)にUカットを施しておくことで、このあと使うシーリング材と壁剤の密着性がより高まります。

これによって、将来的に同じところでクラック(ひび割れ)が起こる可能性を最小限に抑えることが出来るのです。

Uカット前には「墨出し」も忘れずに行う

Uカットの前には、「墨出し」という工程を行っています。

墨出しとは、いわゆる「目印をつける工程」で、Uカットの場合、本当に削る必要がある部分だけを見やすくするために行います。

電気工具を使うとはいえ、作業は人の手で行うわけなので、ミスが起こらないように作業の前工程はしっかり行います。

【3】外壁のクラック(ひび割れ)にプライマーを塗布し、シーリング材で埋めていく

Uカットが完了したら、シーリング剤を注入する部分にプライマーを塗布していきます。

上述したように、プライマーにはシーリング剤と壁剤の密着性を高める効果があります。

【4】古いアンテナの撤去

塔屋外壁には古いアンテナがついていました。

現在は全く使われていないものなので、この機会に撤去することになりました。

【5】修繕・撤去した部分に左官工事と柄付けをして、見栄えを整える

クラック(ひび割れ)を補修した部分と、アンテナを撤去し塗装が全くついていない部分に左官工事を施し、大きな凹凸を無くしていきます。

左官業者の方と連携しながら、左官→柄付け→左官→柄付け…といった順番で、作業を進めていきます。

壁面全体の質感が統一できるまで柄付けを行いました。

【6】外壁にウレタン塗膜防水を施工

左官工事と柄付けが完了したら、外壁全体の塗装工事に入ります。

今回の塗装は、密着工法による「ウレタン塗膜防水」です。

塗料は水性ソフトサーフSGを使うのですが、この塗料は微弾性という特性を持っており、細かなクラック(ひび割れ)が出来た際、それに合わせて伸縮します。

◆密着工法について

密着工法は、元々の塗装の上から塗装を行っていく工法です。

施工面積が狭い場合には「密着工法」、施工面積が広い場合には「通気緩衝工法」といった形で使い分けます。

その理由としましては、面積が広くなると塗料と壁(床)の間やクラック(ひび割れ)内にある空気が熱で膨張し、せっかくの防水塗装が割れてしまう原因になるからです。

通気緩衝工法では、そうした塗装割れを防ぐための対策として「通気緩衝シート」と「脱気筒」を設置し、膨張した空気を逃がす機構を作ります。

空気の膨張などによる塗装割れは、塗装面積が広くなるほど起こりやすくなるため、施工面積によって工法を使い分けるのです。

塔屋屋根の防水塗装作業の内容

続いて、屋上の防水塗装作業の内容を紹介します。

【1】高圧洗浄

外壁と同様に、屋根にも高圧洗浄を行います。

汚れがしっかりととれるまで、洗浄しました。

【2】クラック(ひび割れ)の補修

写真にはありませんが、細かいクラック(ひび割れ)をプライマー及びシーリング材で補修しました。

【3】ウレタン塗膜防水(密着工法)

屋根にウレタン塗膜防水を施工していきます。

外壁同様に、密着工法での防水塗装です。

細部に至るまで、しっかりと塗装していきます。

最後にトップコートを塗り、塗料を保護します。

この工程をするかどうかで塗装の持ちが変わりますので、見落としが無いように確認しながら作業しました。

 

これにて、今回の塔屋修繕と防水塗装工事が完了となります。

まとめ:外壁や屋根の定期メンテナンスは必ず行いましょう

今回の事例では、長年メンテナンスされていない塔屋外壁と屋根の修繕を行いました。

屋上や塔屋は目が届きにくいので、雨漏りしてから気づくということは珍しくありません。

塗装だけでなく、壁材も年月を経るごとに劣化していきますので、「外壁表面にカビが生えている」「塗装が剥げてきた」「細かいひびが入っている」などを見かけた際には、なるべく早く業者への連絡をしましょう。

 

その他、壁や屋根が損傷する原因として「地盤」が関わっています。

最近、川や海の埋め立てによって居住区やオフィス街が作られていることが少なくありません。

そのため、通常の地盤に比べて、地滑りや地盤沈下が起きやすくなっている地域が存在します。地盤沈下が起きやすい地域では、経年に関係なく建物が傷みやすいため、気を付けて見ておきましょう。

 

大阪府東大阪市で、外壁の修繕・塗装工事をご検討中でしたら、村上塗装工業までお気軽にご相談ください!