施工前

排水口部のFRP防水後

施工後

基本情報

工期:
約10日間
地域:
大阪
施工箇所:
屋上
建物構造:
RC造
施工面積:
120㎡

施工内容

・屋上全体の破損箇所の調査
・高圧洗浄

<屋上地面部>
・ケレン清掃
・サンダーでFRP表面に傷をつける
・FRPプライマーを塗布
・FRP用トップコートを塗布

<パラペット部>
・コーキング補修(大きなクラック)
・微弾性フィラーで下地補修
・ウレタン防水用プライマー材塗布
・ウレタン塗膜防水

最上階の部屋の玄関部分で雨漏り発生していた

今回、屋上の防水が古くなってきたから、防水塗装をしてほしいという事でご依頼をいただきました。

 

そしてマンションの陸屋根屋上の調査をさせていただくと、予想以上に破損が多く雨漏りをしている可能性のある破損も複数あったので、下階で雨漏りしている箇所が無いかの調査もさせていただきました。

 

屋上の1階層下の最上階にはオーナー様がお住まいで、全く気付いてなかったという事でしたが、調査したところ玄関付近で雨漏りをしていました。

雨漏り原因となる破損箇所を調査

調査をした結果、色んな箇所で破損がありました。

既存防水の破損状況

先ずこの様に既存のFRP防水のトップコートが捲れていました。ただこれは雨漏り原因ではありませんでした。

パラペットのコーキングの破損状況

手摺りみたいなパラペットの部分を見ていくと、コーキングが劣化しており、ここからの雨漏りも想定できます。

パラペットの立ち上がり部の破損状況

そして、パラペットと立ち上がり部の裏側も塗装が捲れており、水が入っていてもおかしくありません。

この様な破損とクラックが多数あり、全てを補修する必要がありました。

FRP防水はあえて表面に傷をつけて密着性を高める

FRP防水というのは、樹脂の中にガラスマットを敷くか混ぜるかして作った層の上にトップコートを塗布して作成する防水層です。そしてこのFRP防水は非常に強度の高い防水層で、強化ガラスが地面にひいてあるようなものだと思えば分かりやすいかもしれません。

 

ただ、一度層を形成してしまうと、少し古くなった層の上に塗装などを行おうと思っても密着性が悪いのです。

 

そこで、FRPをサンダーで削ってあえて傷をつけます。
この傷に塗装などが密着するようになるので、新しく塗布したトップコートの耐久性が明らかに上がります。

なによりも捲れにくくなります。

 

こういった防水層のFRP自体を傷つけるという下地処理はFRP防水の補修において非常に大切なのです。

架台部とパラペットは歩行の耐久性が必要無いのでウレタン塗膜防水

このマンションの屋上は、柵を支える為の架台部がたくさんあり、立ち上がりなどの角張ったところが多くありました。

 

その為、全てをFRPで行うとなると角のFRP層が薄くなり割れやすくなってしまうので、架台部やパラペットに関しては、作業性が良く膜厚の確保しやすいウレタン塗膜防水を用いました。

 

またFRPに関しては重歩行が可能で歩いたとしても削れたり割れたりしにくいのですが、ウレタン塗膜防水は軽歩行が可能とはいえ、FRPと比べると柔らかいものになるので、尖ったもので突いたりすると穴が開いてしまう事があります。

 

しかし、パラペットも架台部も歩行をするところではないので、歩行をするための強度を持つ必要性はありません。

 

こういった理由で、パラペットと架台部はウレタン塗膜防水を利用しました。

このマンション陸屋根屋上の雨漏り修理の工程

作業中の写真が無かった為前後のご紹介になります。

屋上の塗装前の状態

元々の状態がこの様な状態になっており、防水作業を行うには全てかたずけて掃除をする必要があります。

排水口部のFRP防水前

そうして、作業に必要の無い物は全て別の場所におきました。
後はホウキなどを使っての軽掃を行って、高圧洗浄でキレイにします。

パラペットのクラックと防水前

そして再び、補修の必要なクラックが無いかなどを確認していきます。
比較的小さなクラックであれば微弾性フィラーを上から塗るだけでいけます。
しかし、大き目のクラックであれば、Uカットを行ってから、コーキング補修を行います。

 

地面に関しては、大きなひび割れなどが無いかを確認します。
FRPはコーキングで補修できないので、シッカリと調査を行います。

この様な屋上の場合、架台部やパラペットから先に作業を行います。

先ず、クラック補修を行って、微弾性フィラーで下地をつくり、ウレタン塗膜防水を行います。

架台部にウレタン塗膜防水後と地面を清掃後

こうする事でパラペットの雨漏り修理が先に仕上がります。

そして次に屋上の地面部分のFRP防水の修理にうつります。
地面に関しては、サンダーで既存FRP時代に傷をつけていき、トップコートを丁寧に2層塗布します。

排水口部のFRP防水後

そうして、元々汚れていたり剥がれていた場所も綺麗になります。

 

特に排水口部や屋上の端の方は汚れやすいので見違えるほどキレイになります。

村上塗装工業から一言

雨漏り修理工事にはいろんな方法がありますが、弊社は作業を行う屋上の状態や作業性、お客様の要望に合うコストに合わせる為に、そして一番大切な耐久性を上げる為に、材料と工法はその都度考えています。

 

当たり前の事ではありますが、適切な工事を行わなければ、どれだけ良い材料を使っても長持ちは難しいです。

 

なので、クラックの補修もそうですが、シッカリと行って、塗装をしたりする際の下地をつくるのにはかなり気を配って工事を行わせていただいております。

 

雨漏り修理でも品質の高い工事をお求めの方は、村上塗装までご相談くださいませ。