

施工前

施工後
基本情報
- 地域:
- 大阪府東大阪市
- 施工箇所:
- ビル外壁
施工内容
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【2】壁面タイルの全撤去
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【3】左官補修
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【4】クラックを補修
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【5】ボンタイル吹き付け
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【6】下塗り
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【7】中塗り上塗り
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【8】三色ラインの塗装
ビルの外壁が老朽化し、場所によっては雨漏りもしているので修理してほしい
今回のご依頼は、大阪府東大阪市にあるオフィスビルを管理する方からのご依頼でした。
このビルの外壁は、長年メンテナンスを行っていない様子で、ご依頼当時は台風が多く発生していたこともあり、暴風雨の影響でタイルが剥がれてしまう恐れがあったため、全て撤去し、塗装を完全にやり替えてしまうこととしました。
またご依頼主様曰く、「場所によっては壁から雨漏りしている」とのこと。
塗装のやり替えに加え、クラックの補修を行いました。
ビルの外壁補修と塗装やり替えの作業内容と各工程におけるポイント・注意点
それでは、今回の作業内容を紹介していきます。
【1】足場組み
まず初めに、外壁施工用の足場を組みます。
タイルが貼られている部分全体を覆うようにして足場を組みました。
【2】外壁タイルを手作業ですべて撤去
続いて、外壁のタイルを全て手作業で撤去します。
今回作業量がかなり多かったため、解体業者に外注し、より効率的で安全にタイルの撤去をしていただきました。
依頼の際、「剥がしたタイルが落下することが無いように」と、安全に作業を進めてもらうようお伝えしています。相手は解体のプロなので言わずもがなではありますが、安全作業を心がけるようお願いしました。
【3】左官工事による、外壁表面の補修
タイルを剥がした後、外壁表面はかなりがたついてしまっているため、左官工事を施し、表面をフラットな状態にしていきます。
2回に分けて作業し、ムラが無い状態に仕上げました。
【4】シーラーを用いたクラックの補修
左官工事を行った後は、シーラーを用いてクラックを補修していきます。
外壁の一部が雨漏りしているとのことでしたので、入念にクラックを埋めていきました。
【5】ボンタイルの吹き付け
次に、ボンタイルの吹き付けを行っていきます。
ボンタイルの吹き付けとは、スプレーガンを用いて外壁塗装の模様付けを行う工法です。
「吹き付けタイル」や「玉吹き」と呼ばれることもあります。
ムラが出ないように均一に吹き付けするのはかなり難しく、高い技能が必要です。
今回、吹付の範囲が外壁全体なのでかなり広かったですが、慎重かつ丁寧に作業を進めました。
【6】水性ソフトサーフSGで下塗り
ボンタイルの吹き付けが完了したら、塗料を使って色付けしていきます。
今回使用した塗料は「水性ソフトサーフSG」という塗料です。
少し弾性がある塗料で、塗装した部分に防水性を持たせたいときに使用します。
古い塗装の細かいひび割れをカバーすることもでき、下塗り塗料としては汎用性の高い塗料です。
【7】セラミクリーンで中塗り・上塗り
下塗り完了後、単層弾性塗材「セラミクリーン」で中塗り・上塗りを行いました。
セラミクリーンはセラミックシリコン製の塗料で、「防カビ性」「耐久性」に優れた塗料です。
ひび割れ追従性も高く、細かなひび割れに合わせて伸縮するため雨水の侵入を防ぐことが可能です。
【8】三色の塗料で模様づけし、外壁塗装作業が完了
最後に、今回のご依頼主様のご要望で、企業のイメージカラーである緑系統の三色を使った模様付けを行っていきました。
綺麗な直線を引く場合、赤外線レーザーの出る測量機を使うことが多いのですが、今回のビルは築年数が長く、少しゆがみがある部分もあったため、使用を控えました。
その代わり、マスキングテープを使った養生で直線を書き、それをもとに、三色の塗料で直線を引いていくことにしました。
機械を使えば、その分手間もなくなるのですが、今回のように最新機器に頼らずとも高いクオリティを実現できることは、作業全体を通して大切な要素です。
ビルの外壁は定期的なメンテナンスと塗装のやり替えがオススメ
今回、老朽化したビルの外壁タイルを撤去し塗装をすべてやり替える工事を行いました。
タイルは老朽化すると、少しの衝撃で割れてしまう可能性のある材料です。ビルの場合、十数メートルにも及ぶ高所から破片が落ちてくることも考えられるので、定期的なメンテナンスは行った方が良いでしょう。
また今回の事例のように、外壁を一新することで、建物全体の見栄えも大きく変わるため、「最近ビルの外壁にカビやシミが出来てきた」「より清潔感のある見た目にしたい」という方は、塗装業者、もしくは屋根や外壁の修繕を取り扱う業者に相談することをオススメします。
大阪府東大阪市で、外壁の修繕・塗装工事をご検討中でしたら、村上塗装工業までお気軽にご相談ください!