台風の影響で甚大な被害を受けた映画館の修繕工事①:内装編 京都府京都市

台風被害で建物が使い物にならなくなってしまったので、修繕してほしい

今回のご依頼は、京都市にある映画館のオーナー様からです。

大型の台風によって、西日本全体が大きな被害を受けていた時、事務所付近にある映画館の修繕工事をご依頼いただきました。

建物全体がボロボロになっていたので、すべて修繕することに

実際に現場を見てみると、屋根だけでなく、建物全体がボロボロになっていました。

修繕というよりは、全体の改修が必要なほど、建物が傷んでしまっていたので、総力を挙げて工事に臨みました。

映画館の内装修繕工事の流れ

今回は、かなり大規模なものになるので、外壁・内装・屋根の3段階に分け、今回は内装部分の内容を紹介していきます。

写真を元に、順を追って見ていきましょう。

【1】椅子などの荷物を撤去

まず初めに、建物内を作業できる状態にするために、椅子やゴミなどを撤去します。

写真を見てもらうとわかると思うのですが、椅子にはカビが生えています。

台風で屋根が破損し、そこから雨が直接入るようになっていたようでした。

 

椅子以外の部分にもカビが生えており、建物内はとても空気が悪くなってしまっていました。

そのため、まずは作業できる環境を作るべく、すべての椅子やゴミを撤去していきました。

【2】建物内を高圧洗浄

椅子が撤去出来たら、次に高圧洗浄で細かいゴミを洗い流していきます。

作業前後の写真はありませんが、これから修繕工事を行うにあたって、非常に大事な工程です。

というのも、内装をほぼすべて改修するような工事なので、後ほども紹介しますが、内壁や天井の改修なども作業に含まれます。

 

そんな中で、小さなゴミが所々についていると、塗装などにも影響が出てしまいます。

なので、丁寧に細かいところまでしっかりと、高圧洗浄で洗い流していきます。

【3】建物内に足場組み・天井の改修

高圧洗浄の後は、天井を改修するために、ステージ状の足場を組みました。

天井の改修だけであれば、ステージ状の足場にする必要はあまりありません。

しかし、建物のダメージが大きかったことなどから、建物が崩れてしまう可能性もあったため、万が一に備えて、床での作業中には天井にもなるステージ状の足場を組んでいます。

補足:内装の工事自体は、屋根の修繕後に行った

屋根に穴が開いたまま内装の工事はできません。

なので、屋根の修繕後に内装工事を行っています。

しかし、台風の影響で、屋根の部材が届くまでにかなりの時間が必要になりました。

天井の修繕後は、上記の写真のようになりました。

作業前は、骨組みが剥き出しになっていたのに対し、新築同様の状態まで、修繕することが出来ました。

【4】消防・放送設備などを一通り交換

次に、消防設備などを交換していきます。

ここで気を付けなければいけないのが、「法律で定められた消防設備の基準」です。

この映画館自体、築年数がかなり立っている古い建物でした。

そのため、当時の建築基準や消防設備の基準に合わせて作られており、現在の基準を満たせていなかったのです。

 

当然、配線もそれに合わせて設置されていたので、電気設備(空調など)も大幅に改修する必要がありました。

【5】防カビ塗料を使用して内壁を修繕

一通りの内部設備を交換した後は、内壁の修繕を行っていきます。

防カビ塗料を使って、古い壁についたカビなどが、成長したりすることが無いように、仕上げていきます。

内壁の塗装が終わったら、天井も同様に塗装していきます。

塗装にムラや塗り残しが無いようにチェックしながら塗っていきます。

上記は、内壁の修繕が完了した後の写真です。

非常口案内や照明に至るまで、すべての改修を行いました。

【6】椅子の取り付け・清掃をして内装の工事が完了

最後に、椅子の取り付けと清掃を行って、今回の工事は完了です。

今回、国内の椅子製造所も台風の影響で、入手しにくい状態にあったので、海外の業者に椅子を発注しています。

 

品質的に少し不安があったのですが、実物が届いて確認してみたところ、想像以上に品質が良く、使用することにしました。

まとめ:台風後、自分での応急処置などはしない方がいい

今回の依頼主様は、台風後に建物の修繕をしてくれる業者が見つからないとお困りのご様子でした。

 

実際、屋根の修理業者や建設業者は、災害後、修繕や解体の依頼が多くなるため、かなり忙しくなります。

業者自体がそこまで多くないこともあり、なかなか手が回らないことになってしまいます。

 

「とりあえず自分で応急処置だけでも…」と思う人もいるかもしれません。

しかし、その応急処置が原因でさらに状況が悪化してしまったり、修繕費が高くなってしまうこともあります。

なので、自分で何とかしたいという気持ちもでてきてしまうかもしれませんが、修理業者が来てくれるのを待つことが何より大切なことなのです。

 

次回は、外壁の修繕編です!

京都府京都市で、修繕・改修工事をご検討中でしたら村上塗装工業までご相談ください!