

施工前

施工後
基本情報
- 工期:
- 約4か月(工事含む)
- 地域:
- 滋賀県草津市
- 施工箇所:
- 建物全体
- 建物構造:
- 鉄筋コンクリート10階建て
- 施工面積:
- 約3,000㎡
施工内容
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タイル面調査
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コンクリート打放面調査
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吹付タイル面の調査
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天井の調査
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コーキングの調査
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工事へ
修繕の前に外壁タイルなどの建物の劣化した部分を調査
滋賀県の鉄筋コンクリート造り(10階)のSマンションの修繕に伴う事前調査を行なった事例です。
築年数約20年のSマンションは、外壁タイルの劣化が進んでおり、所々剥がれている部分もありました。
剥がれた部分の修繕は検討されていましたが、他にも危険な部分がないか、まずは調査してほしいとご依頼いただきました。
今はまだ壁についているけれど、突然剥がれて駐車場や通路に落ちて人や自動車に当たると危険です。
しかし、劣化が少なく、まだ使える部分まで直す必要はありませんので、タイルが浮いて剥がれる恐れのある、修繕が必要な箇所の調査を行ないました。
今回は外壁タイル以外にも、コンクリートの壁や廊下の吹付タイルの壁、軒の天井など建物全体の調査を行ないました。
調査のための足場の組み立て
10階建ての建物の全てのタイルを調査するためには足場の設置が必要です。
弊社では自社の足場を所有しておりますので、他社に借りる手間なく、搬入し組み立て早急に作業を進めることができました。
外壁タイルの剥がれそうな部分を打診調査
外壁タイルを打診調査し浮いて剥がれかけている部分を探します。
打診棒は学校の先生が使用する金属製の伸びる指示棒の先に金属球が付いたような形状をしています。
調査は打診棒の先端の金属球をタイル面の上で転がして、その時鳴る音で判断します。
タイルが下地から浮いている場合、転がしたときの音が高くなります。
そうして見つけた浮きが見られる箇所にチョークやテープでマーキングを行なっておきます。
打診以前に、目視で分かる既にタイルが崩落している部分や、エフロ(コンクリートの成分がしみだして白く固まったもの)も見られました。
全てのタイル面1,184㎡のうち、10%近いタイルに浮きや劣化が見られました。
タイルが浮いていた理由は、タイルをモルタル面に下地処理を行わず接着剤で直貼りしていたため、建物の振動が直に伝わりはがれやすくなっていた事が考えられます。
外壁タイル以外にも、コンクリートの壁や、吹付タイルの壁、天井、屋上と屋根の調査を行い、窓等のコーキング状況の調査も行ないました。
■天井の塗装剥がれ
■コーキングの劣化
マンション修繕の前に建物全体をくまなく調査
今回はタイルの剥がれたマンションの修繕に伴い、まだ剥がれていないけれど崩落の恐れのある外壁タイルと、その他建物全体の劣化状況の調査を行ないました。
タイルの剥がれのように、ご自身の目で見て、わかる部分も多少はあるかと思いますが、それは氷山の一角で、見えない部分で劣化が始まっている場合もあります。
修繕をお考えの場合は目に見えてわかる部分だけではなく、一度全体的な調査をされてから工事をされることをおすすめします。
村上塗装では、調査から工事まで全て自社で行なっておりますので是非一度ご相談ください。
滋賀県草津市のマンションの外壁タイルの打診調査は村上塗装へ